介護の職についたけど、やっぱりしんどいなぁ、思っていたのと違うなぁ、という方多いと思います。
しかし、介護の仕事が体力仕事であるため、辞めたいなぁと思う時期は他の職種に比べて早いのかなと思います。
そこで、今回は介護職を半年で退職できるのか、いつ転職するべきなのかを説明していきます。
介護職で『半年で退職』はOK?
まず、半年で退職はできるのでしょうか。法律を含めて見ていきましょう。
① 退職に関する規則
あなたが会社を辞めたいのに辞めることができない。
なんてことはありません。
あなたが辞めたいと思えば、辞めることが可能です。
しかし、ある日突然辞められる訳ではありません。
退職に関する規則は民法によって定められており、雇用形態によって少し異なるので、注意してください。
『労働期間が定められていない場合』は、退職日の2週間前に退職届を提出しなければなりません。
ただし、2週間というのは最低限であって、理想的な退職をしたいならば、1ヶ月ほど前に退職意思を伝えましょう。
『労働期間が定められている場合』は、基本的に期間中に退職することはできません。
ですから、退職できるのは次の期間からということになります。
この時、契約期間の前半までに退職届を提出すれば、法律に則って退職できます。
② トラブルの可能性
退職は計画的に行いましょう。でないと、思わぬトラブルを引き起こす可能性があります。
退職拒否、有給休暇消化の拒否、損害賠償の請求、退職金の拒否など急に辞めるとなると、会社側に負担がかかるため、退職を妨げられるかもしれません。
退職する際に会社ともめると、転職に影響する可能性も出てくるので、退職の意思はなるべく早く伝え、会社と相談しながら、退職するのが良いでしょう。
③ 退職の流れ
先ほども言いましたが、退職するのには時間がかかるので、退職日の1ヶ月前ぐらいには会社側に退職の意思を伝えます。
その後上司と相談しながら退職日、有給休暇の取得などを決めます。
それから業務の引き継ぎや、関係者に挨拶回りをして、退職手続きに入ります。
これらの順序を適切に踏めばトラブルを引き起こすことなく退職できるでしょう。
結論として、半年で退職するのはできます。
しかし、半年となると、会社が拒否する可能性があります。
そうなるとトラブルになりかねないので、あまりお勧めはしません。
『介護職からの転職』いいタイミングは?
転職するのにベストな時期というものがあります。
会社の環境が変わる季節や、求人数が多い時期や、退職する人が多い時期などを参考にしています。
①2〜3月が求人数多で、狙い目
2〜3月は年度末であり、社会的に環境が変わる時期なので、それに合わせて自分の環境も変えやすいでしょう。
また新年度に向けて求人数が多くなります。
ただ、求人数が多くなり選択肢が増えるというだけで、採用されやすい訳ではありません。
②9〜10月は中途採用の宝庫
この時期も求人数が多くなる時期です。夏のボーナスを受け取り退職した人が出てくるため、会社側もそのタイミングを狙って募集します。この時期も採用されやすい訳ではありません。
③その他の時期
もう一度介護職を探しているなら、時期に関わらず求人数が多いのであまり心配しなくても良いでしょう。
介護職は人手不足なので、一般的な企業があまり募集しない時期でも募集しています。
『転職前』必要なことは?
転職するのにも手順があります。
退職よりも期間がかかりますし、必ず採用されるという訳ではありません。
ですから、しっかりと準備し、失敗しないように対策を練る必要があります。
では、どのようにすれば良いのでしょうか?
①転職の準備
まず、しなければいけないのは自己分析です。
介護職では何が不満だと感じたかや、自分に何が足りなかったのかを考えましょう。
その結果から、自分にはどんな職業が向いているのかを考え、情報収集し、候補を決めます。
候補が決まれば、応募書類の準備を始めましょう。この段階は非常に重要なので、焦らず、慎重に決めましょう。
②応募、面接
次に、必要書類を揃えたら、応募しましょう。
応募した後は会社側から連絡があると思うのでその指示に従いましょう。
面接ですが、聞かれることはある程度決まっているでしょうから、最低限の受け答えは考えておきましょう。
③内定、退職準備
内定をもらえれば、転職はこれで完了です。
人によりますが、退職後期間を空けずに転職するなら、転職と同時に退職の手続きを行わなければなりません。
退職してからしばらく(2週間以上)仕事をしないならば、年金・社会保険の鉄好きを自ら行う必要があります。
まとめ
介護職を半年で退職するのはアリですが、トラブルを引き起こしかねません。
会社側に迷惑がかからないように、できるだけ早く退職の意思を伝え、しっかりと手順を踏んで転職に支障をきたさないように退職するのをお勧めします。
また、求人数が多くなる9〜10月、2〜3月に合わせて、退職・転職のタイミングを合わせると良いでしょう。